先月の北海道旅行25日間で、7000kmを遥かに超える距離を走り、車にかなり負担をかけてしまったので、これ以上猛暑の内地の夏を走ってさらに愛車を酷使する訳にはいかないという親心から、特に行く当てもないのに購入してしまった「青春18きっぷ」。
9月10日までに使い切らないともったいないので、色々と悩んだあげく、以下の3点を満たす旅先を考えてみました。
① 今ブームとなっているSLに乗る
② ケンミンショー等で話題となったご当地グルメを食べる
③ 青春18きっぷのエコ旅なので、宿泊費は5000円以内にする
まず①については、関東周辺で乗れるSLは、SLレトロ碓氷(JR信越本線:高崎~横川)、SLみなかみ(JR上越線:高崎~水上)、SLパレオエクスプレス(秩父鉄道:熊谷~三峰口)、SLもおか号(真岡鐵道:下館~茂木)、SL大樹(東武鉄道:下今市~鬼怒川温泉)、きかんしゃトーマス号(大井川鐵道:新金谷~千頭)があることが分かりました。
しかし青春18きっぷで乗れるのはJRのみなので、私鉄はおのずと対象外。
JR東日本の「SLレトロ碓氷」と「SLみなかみ」については、別途指定席券を購入すれば青春18きっぷでも乗れることが分かりました。
次に②のご当地グルメについてですが、私はトンカツが大好きなので、トンカツに関連したご当地グルメを中心に探すことにしました。
最後に③については、夏休みシーズンなので著名な観光地ですぐに予約が取れそうなものは高額なものばかり。よって、地方都市のビジネスホテルしかないかなということで候補を絞りました。
そして出た結論は...
「SLみなかみに乗って、新潟でタレかつ丼を食べる旅」
SLみなかみの運転カレンダーを確認し、えきねっとで指定席券を購入。
宿泊先はじゃらんネットで新潟のとあるビジネスホテル(朝食付き5000円)を予約。
これで準備万端です。
青春18きっぷを片手に、朝6時過ぎに自宅を出発して、総武線快速、上野東京ラインを乗り継いで高崎駅へ。
出発まで時間があったので、高崎駅のモスバーガーで朝食して駅内を散策していたら、ぐんまちゃんショップを発見。
蒸気機関車が入線してきたのでホームに降りてみると、黒山の人だかり。
やっとのことで、デゴイチに対面することができました。
そして「SLみなかみ」に乗車。
出発進行を示す「ポー~」という哀愁漂う汽笛を聞いた途端、子供の頃に乗ったSLの記憶が鮮明によみがえり、思わず目頭が熱くなってしまいました。
高崎駅を発つと、沿線では多くの方々が手を振ってくださり、何ともほっこりとした気分に。
途中の渋川駅では、約20分の停車時間の間、デゴイチのプレートとともに記念撮影できるサービスが行われており、あっという間に長蛇の列ができました。
そして、約2時間のSLの旅を終えて水上駅へ。
水上駅近くのSL転車台広場では、今走り終えた「SLみなかみ」の整備が行われていました。
このあとの高崎への折り返しに備え、車輪に油を注入したり、燃え残った石炭を排出したりなど、やはりSLの整備は非常に手間がかかるのですね。
整備を終えても煙をはき続ける「SLみなかみ」
ということで「SLみなかみ」の旅はここで終わるのですが、乗り終わった感想としては、約45年ぶりにSLに乗れた感動とともに、悲しみや怒りも痛切に感じるという、何とも複雑なものでした。
悲しみや怒りの対象は、一部の「撮り鉄」の輩たち。
JR東日本が線路に入らないようにロープを張った内側に入って撮影していたり、他人の田畑に入って撮影していたりなど、軽犯罪法第1条32号「入ることを禁じた場所又は他人の田畑に正当な理由がなくて入つた者」に該当する醜いありさまを、これでもか~っていうほど見せつけられてしまいました。
私が乗っていたのは、水上の進行方向に向かって左側の窓側のD席。
少なく見ても、100人以上の軽犯罪法違反者を私は見ました。
醜い大人たちに触発されてか、中には一眼レフを持った小・中学生が畑に入っている姿も...(>_<)
前々から「撮り鉄は酷い」という話は聞いておりましたが、鉄分が薄い私は、後述する「カムリの踏切」の例を除くと、その実態を良く知りませんでした。
しかし、SLに乗って自分が撮られる立場になってみると、とても見るに堪えない一部の撮り鉄たちの醜い実体を良く理解できました。
SLみなかみは週1程度しか運転されておらず、時刻表を見れば、どこをいつ通るかなんて誰が見ても明確なのに、なぜ警察は一斉取り締まりを行わないのでしょうか?
JR東日本がロープで立入禁止している場所に撮り鉄たちが入っているのに、なぜ警察は取締りを行わないのでしょうか?
田畑への侵入者の取締りを行わないのは、田畑を柵やロープで囲っていないからなのでしょうか?
軽犯罪法だから警察は取締りを行わないのでしょうか?
もし、そのような理由で取締りが行われていないのであれば、国会議員さん、「入ることを禁じた場所又は他人の田畑に正当な理由がなくて入つた者」を軽犯罪法ではなく、住居侵入罪と同様に刑法として取り扱うよう法律を改定すべきではないでしょうか?
このままで、日本の農業や安全な鉄道運行は守れるのでしょうか?
美瑛町には、JR富良野線の美瑛駅と美馬牛駅の間に「原野第1線踏切」という踏切があります。
以前にトヨタ・カムリのCMで使用された場所なので「カムリの踏切」とも呼ばれたりします。
この踏切から見える美馬牛駅方面には「すり鉢」と呼ばれる北海道内最大の急勾配があり、そこを駆け上がってくる列車の姿を撮影するのが、撮り鉄たちの間で人気になっています。
北海道最大級の急勾配なので、美馬牛駅を出発した後の下り坂を利用して加速し、そのままの勢いを保って「すり鉢」を駆け上がってこないと、この急坂を登り切れないことがあるそうです。
以前、(通称)カムリの踏切内に入り込んだ撮り鉄に気づいた運転手が「すり鉢」を駆け上がってくる途中で減速してしまったため登りきることができず、美馬牛駅方面まで戻って再び加速するところからやり直したなんてことがあったそうですが、そうなればダイヤは遅れて乗客は多大な迷惑を被りますし、JR北海道は余分な燃料を使わなければならないので、損害賠償請求されてもおかしくないですよね。
JR北海道のことですから、「原野第1線踏切」にはきっと監視カメラも装着済みでしょう。
今後もしそのようなことがあったら、その撮り鉄に損害賠償請求を行い、ぜひ撮り鉄たちに警鐘を鳴らしてほしいものです。
このような内容を記載していたら、以前にいすみ鉄道 社長ブログでも、一部の撮り鉄たちに対して「阿呆連中」呼ばわりしてたのを思い出してしまいました。
その後、長岡行きの列車まで時間があったので、昼食をとって利根川沿いの散策路へ
そして発車時刻が近づいてきたので、水上駅に戻り長岡行きの列車へ。
長岡に到着後、列車を乗り換えて今宵の宿泊地の新潟へ。
夕食は、タレかつ丼を目指して、政家 新潟駅南店へ。
ところが、店員さんのお勧めで、とろろかつ丼を頼んでしまったため、同じ900円だけどかつが1枚削減(^-^;)
9月10日までに使い切らないともったいないので、色々と悩んだあげく、以下の3点を満たす旅先を考えてみました。
① 今ブームとなっているSLに乗る
② ケンミンショー等で話題となったご当地グルメを食べる
③ 青春18きっぷのエコ旅なので、宿泊費は5000円以内にする
まず①については、関東周辺で乗れるSLは、SLレトロ碓氷(JR信越本線:高崎~横川)、SLみなかみ(JR上越線:高崎~水上)、SLパレオエクスプレス(秩父鉄道:熊谷~三峰口)、SLもおか号(真岡鐵道:下館~茂木)、SL大樹(東武鉄道:下今市~鬼怒川温泉)、きかんしゃトーマス号(大井川鐵道:新金谷~千頭)があることが分かりました。
しかし青春18きっぷで乗れるのはJRのみなので、私鉄はおのずと対象外。
JR東日本の「SLレトロ碓氷」と「SLみなかみ」については、別途指定席券を購入すれば青春18きっぷでも乗れることが分かりました。
次に②のご当地グルメについてですが、私はトンカツが大好きなので、トンカツに関連したご当地グルメを中心に探すことにしました。
最後に③については、夏休みシーズンなので著名な観光地ですぐに予約が取れそうなものは高額なものばかり。よって、地方都市のビジネスホテルしかないかなということで候補を絞りました。
そして出た結論は...
「SLみなかみに乗って、新潟でタレかつ丼を食べる旅」
SLみなかみの運転カレンダーを確認し、えきねっとで指定席券を購入。
宿泊先はじゃらんネットで新潟のとあるビジネスホテル(朝食付き5000円)を予約。
これで準備万端です。
青春18きっぷを片手に、朝6時過ぎに自宅を出発して、総武線快速、上野東京ラインを乗り継いで高崎駅へ。
出発まで時間があったので、高崎駅のモスバーガーで朝食して駅内を散策していたら、ぐんまちゃんショップを発見。
蒸気機関車が入線してきたのでホームに降りてみると、黒山の人だかり。
やっとのことで、デゴイチに対面することができました。
そして「SLみなかみ」に乗車。
出発進行を示す「ポー~」という哀愁漂う汽笛を聞いた途端、子供の頃に乗ったSLの記憶が鮮明によみがえり、思わず目頭が熱くなってしまいました。
高崎駅を発つと、沿線では多くの方々が手を振ってくださり、何ともほっこりとした気分に。
途中の渋川駅では、約20分の停車時間の間、デゴイチのプレートとともに記念撮影できるサービスが行われており、あっという間に長蛇の列ができました。
そして、約2時間のSLの旅を終えて水上駅へ。
水上駅近くのSL転車台広場では、今走り終えた「SLみなかみ」の整備が行われていました。
このあとの高崎への折り返しに備え、車輪に油を注入したり、燃え残った石炭を排出したりなど、やはりSLの整備は非常に手間がかかるのですね。
整備を終えても煙をはき続ける「SLみなかみ」
ということで「SLみなかみ」の旅はここで終わるのですが、乗り終わった感想としては、約45年ぶりにSLに乗れた感動とともに、悲しみや怒りも痛切に感じるという、何とも複雑なものでした。
悲しみや怒りの対象は、一部の「撮り鉄」の輩たち。
JR東日本が線路に入らないようにロープを張った内側に入って撮影していたり、他人の田畑に入って撮影していたりなど、軽犯罪法第1条32号「入ることを禁じた場所又は他人の田畑に正当な理由がなくて入つた者」に該当する醜いありさまを、これでもか~っていうほど見せつけられてしまいました。
私が乗っていたのは、水上の進行方向に向かって左側の窓側のD席。
少なく見ても、100人以上の軽犯罪法違反者を私は見ました。
醜い大人たちに触発されてか、中には一眼レフを持った小・中学生が畑に入っている姿も...(>_<)
前々から「撮り鉄は酷い」という話は聞いておりましたが、鉄分が薄い私は、後述する「カムリの踏切」の例を除くと、その実態を良く知りませんでした。
しかし、SLに乗って自分が撮られる立場になってみると、とても見るに堪えない一部の撮り鉄たちの醜い実体を良く理解できました。
SLみなかみは週1程度しか運転されておらず、時刻表を見れば、どこをいつ通るかなんて誰が見ても明確なのに、なぜ警察は一斉取り締まりを行わないのでしょうか?
JR東日本がロープで立入禁止している場所に撮り鉄たちが入っているのに、なぜ警察は取締りを行わないのでしょうか?
田畑への侵入者の取締りを行わないのは、田畑を柵やロープで囲っていないからなのでしょうか?
軽犯罪法だから警察は取締りを行わないのでしょうか?
もし、そのような理由で取締りが行われていないのであれば、国会議員さん、「入ることを禁じた場所又は他人の田畑に正当な理由がなくて入つた者」を軽犯罪法ではなく、住居侵入罪と同様に刑法として取り扱うよう法律を改定すべきではないでしょうか?
このままで、日本の農業や安全な鉄道運行は守れるのでしょうか?
美瑛町には、JR富良野線の美瑛駅と美馬牛駅の間に「原野第1線踏切」という踏切があります。
以前にトヨタ・カムリのCMで使用された場所なので「カムリの踏切」とも呼ばれたりします。
この踏切から見える美馬牛駅方面には「すり鉢」と呼ばれる北海道内最大の急勾配があり、そこを駆け上がってくる列車の姿を撮影するのが、撮り鉄たちの間で人気になっています。
北海道最大級の急勾配なので、美馬牛駅を出発した後の下り坂を利用して加速し、そのままの勢いを保って「すり鉢」を駆け上がってこないと、この急坂を登り切れないことがあるそうです。
以前、(通称)カムリの踏切内に入り込んだ撮り鉄に気づいた運転手が「すり鉢」を駆け上がってくる途中で減速してしまったため登りきることができず、美馬牛駅方面まで戻って再び加速するところからやり直したなんてことがあったそうですが、そうなればダイヤは遅れて乗客は多大な迷惑を被りますし、JR北海道は余分な燃料を使わなければならないので、損害賠償請求されてもおかしくないですよね。
JR北海道のことですから、「原野第1線踏切」にはきっと監視カメラも装着済みでしょう。
今後もしそのようなことがあったら、その撮り鉄に損害賠償請求を行い、ぜひ撮り鉄たちに警鐘を鳴らしてほしいものです。
このような内容を記載していたら、以前にいすみ鉄道 社長ブログでも、一部の撮り鉄たちに対して「阿呆連中」呼ばわりしてたのを思い出してしまいました。
その後、長岡行きの列車まで時間があったので、昼食をとって利根川沿いの散策路へ
そして発車時刻が近づいてきたので、水上駅に戻り長岡行きの列車へ。
長岡に到着後、列車を乗り換えて今宵の宿泊地の新潟へ。
夕食は、タレかつ丼を目指して、政家 新潟駅南店へ。