今年になって早くも半年が過ぎてしまいましたね。
 歳を取ると月日の経過がホント早く感じられてしまいます。

 こちらは梅雨の真っただ中でハッキリしない天気が続いていますが、美瑛・富良野周辺では、ジャガイモの花が真っ盛りで、早咲きラベンダーは見頃を迎え始めたようですね。

 ということで、今回は2014年上半期(1月~6月)の美瑛の気象状況を振り返ってみたいと思います。

 まずは気温から。

平均気温
最高気温
最低気温

 今年の冬は、1月中旬と2月上旬こそ冷え込んだものの、ほぼ平年並みの気温で推移しましたが、4月に入ってから気温の低い日が続き、後述の積雪深の深さもあって、根雪終日が4月18日と、史上4番目の遅さとなってしまいました(1位が1987年の4月20日、2位が1999年と2012年の4月19日)。
 ところがその後、4月24日を境に平年を大きく上回る暖かい日が続いたため、ゴールデンウィーク期間中に桜が開花するという早さでした。
 その後、5月中旬には平年並みの気温に戻りましたが、5月下旬からは晴れる日が多く気温が上昇し、6月2日~5日は、4日連続で真夏日を記録するという異常気象が発生し、特に6月4日は最高気温が36.0℃と、1984年8月16日に記録した34.9℃という従来の最高気温レコードを大きく上回る猛暑を、何と6月上旬という初夏の時期に記録してしまいました。

 次は、今年の冬の降雪・積雪について。 

降雪量
積雪深

 降雪量についてはほぼ平年並みでしたが、4月上旬にかなりの降雪があった点、昨年12月末のドカ雪により、常時積雪深が平年を上回っていた点、それから前述の4月中旬の低温により、根雪終了が4月18日と過去の平均である4月9日より9日も遅くなってしまいました。

 最後に降水量と日照時間について。

降水量
日照時間

 グラフを見て一目瞭然ですが、4月以降、一定期間で雨季と乾季を繰り返すという、少し変わった気象状況になってしまいました。

 4月上旬~中旬 雨季
 4月下旬~5月上旬  乾季
 5月中旬 雨季
 5月下旬~6月上旬 乾季
 6月中旬 雨季

 とはいえ、今年の上半期の日照時間は 938.4時間と、過去の平均値である789.2時間を大きく上回っているため、農作物の成長には好影響が出ているようですね。

 この先の気象予報についてですが、以前の長期予報ではエルニーニョ現象の影響で冷夏が心配されたこの夏ですが、最近の予報によると、その心配はどうやら解消され、平年並みもしくは高めの予報のようです。

 北海道地方 1か月予報

 いずれにせよ、今年は去年の分も取り返しても余りあるような豊作を願いたいですね!


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