今日は銀座に用があったので、その帰りに「丘のまち美瑛」有楽町アンテナショップに寄ってきました。
オープン当初は美瑛産ジャージー牛乳を使用したソフトクリーム等、店内で食べて行くこともありましたが、最近はここに来ても「美瑛カレーかりんとう」等のお土産品を買うのみでしたので、久しぶりに店内で食べて行くことにしました。
そこでオープン当初にはメニューになかった『美瑛のやさいDELI』スープセットより、『甘みたっぷりコーンポタージュ』と美瑛産小麦の焼きたてパンのセットを戴くことに。
コーンポタージュスープは、商品名の通り、コーンの甘みがたっぷり味わえとても美味しかったです。また、美瑛産小麦の焼きたてパンは、パンの表面はカリッとしていますが、中はふんわりモチモチで小麦の風味たっぷりで、こちらもとても美味しかったです。
スープとパンを戴きながらふと思ったことは、ここ東京交通会館には「北海道どさんこプラザ」をはじめ多くのアンテナショップがあり、その多くが都道府県レベルですが、ここ「丘のまち美瑛」は人口わずか1万人程度の小さな町が出店しているという点。
そう考えれば、これはとても凄いチャレンジではないでしょうか。
美瑛町は、1960年代には2万人以上いた人口が、今はほぼ半分まで減少し人口1万人強の過疎の町であり、また、65歳以上の人口が約35%も占める高齢者の町でもあります(日本全国平均は約25%)。
美瑛の丘の風景は、地形的には十勝岳連峰や大雪山に囲まれ、十勝岳の噴火により作られた丘陵地帯ですが、その丘陵地帯を彩っているのは、農家の方々が日々、苦労しながらも愛情をたっぷりそそいで育てている畑です。
しかし最近、過疎化と高齢化に伴い、農家の跡取りが深刻な問題になってきているようです。
私が美瑛の丘に初めて立ったのは、ちょうど拓真館がオープンした1987年。その時は初の北海道旅行で、北の国からブームで富良野・麓郷のロケ地めぐりを行った後、口コミ情報を元に立ち寄ってみたのが最初でした。以後、途中何度かブランクはあったものの、ここ10年以上は毎年5回以上足を運んでします。
しかし、長年通っていて感じることは、丘の風景が少しずつ変わってきてしまっているということです。哲学の木など有名な木の形状が少しずつ変化してきているのも事実ですが、本質的な問題点は、残念ながら雑草地が増えてきてしまっている感じがします。
恐らくは、過疎化や高齢化が、農家の跡取り問題や離農を引き起こし、遊休農地が拡大してしまっているのではないかと考えられます。この先、過疎化と高齢化が更に進み、農家の跡取りが徐々に少なくなってしまったら、美瑛の丘の美しい畑の彩りやパッチワーク模様の景観はいったいどうなってしまうのでしょうか?
2005年に美瑛町は「日本で最も美しい村」連合を立ち上げました。同年、「美瑛カレーうどん」を新・ご当地グルメ第1号としてデビューさせました。そして昨年、有楽町に「丘のまち美瑛」アンテナショップを立ち上げました。
このような取り組みは、
美瑛には毎年100万人以上の観光客が訪れます。しかし、多くの観光客は典型的な「通過型観光」で、美しい丘の風景や青い池などをカメラに収めてはスッといなくなっていく。これでは町に経済効果は生まれません。経済効果が生まれなければ、若者たちの職はほとんど生まれず、旭川や札幌、そして内地に職を求めて出て行ってしまいます。このままでは、過疎化⇒高齢化⇒農家の跡取り問題&離農⇒遊休農地の拡大⇒丘の景観悪化(雑草地の拡大)という今までの悪循環に歯止めがかかりません。
私は美瑛の丘の風景が大好きで、この景観が将来までずっと存続して欲しいと心から願っていますので、以上のような町の取り組みには非常に共感を感じるとともに、微力ながらも応援していきたいと思っています。
そのために私は1美瑛ファンとして、美瑛に行く時は「滞在型観光」を基本として、できる限り美瑛町内に宿泊し、美瑛で食し、美瑛でお土産を買う。そして微力ながらも美瑛の良さを発信していく。これを今後とも是非続けて行きたいと思います。
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オープン当初は美瑛産ジャージー牛乳を使用したソフトクリーム等、店内で食べて行くこともありましたが、最近はここに来ても「美瑛カレーかりんとう」等のお土産品を買うのみでしたので、久しぶりに店内で食べて行くことにしました。
そこでオープン当初にはメニューになかった『美瑛のやさいDELI』スープセットより、『甘みたっぷりコーンポタージュ』と美瑛産小麦の焼きたてパンのセットを戴くことに。
コーンポタージュスープは、商品名の通り、コーンの甘みがたっぷり味わえとても美味しかったです。また、美瑛産小麦の焼きたてパンは、パンの表面はカリッとしていますが、中はふんわりモチモチで小麦の風味たっぷりで、こちらもとても美味しかったです。
スープとパンを戴きながらふと思ったことは、ここ東京交通会館には「北海道どさんこプラザ」をはじめ多くのアンテナショップがあり、その多くが都道府県レベルですが、ここ「丘のまち美瑛」は人口わずか1万人程度の小さな町が出店しているという点。
そう考えれば、これはとても凄いチャレンジではないでしょうか。
美瑛町は、1960年代には2万人以上いた人口が、今はほぼ半分まで減少し人口1万人強の過疎の町であり、また、65歳以上の人口が約35%も占める高齢者の町でもあります(日本全国平均は約25%)。
美瑛の丘の風景は、地形的には十勝岳連峰や大雪山に囲まれ、十勝岳の噴火により作られた丘陵地帯ですが、その丘陵地帯を彩っているのは、農家の方々が日々、苦労しながらも愛情をたっぷりそそいで育てている畑です。
しかし最近、過疎化と高齢化に伴い、農家の跡取りが深刻な問題になってきているようです。
私が美瑛の丘に初めて立ったのは、ちょうど拓真館がオープンした1987年。その時は初の北海道旅行で、北の国からブームで富良野・麓郷のロケ地めぐりを行った後、口コミ情報を元に立ち寄ってみたのが最初でした。以後、途中何度かブランクはあったものの、ここ10年以上は毎年5回以上足を運んでします。
しかし、長年通っていて感じることは、丘の風景が少しずつ変わってきてしまっているということです。哲学の木など有名な木の形状が少しずつ変化してきているのも事実ですが、本質的な問題点は、残念ながら雑草地が増えてきてしまっている感じがします。
恐らくは、過疎化や高齢化が、農家の跡取り問題や離農を引き起こし、遊休農地が拡大してしまっているのではないかと考えられます。この先、過疎化と高齢化が更に進み、農家の跡取りが徐々に少なくなってしまったら、美瑛の丘の美しい畑の彩りやパッチワーク模様の景観はいったいどうなってしまうのでしょうか?
2005年に美瑛町は「日本で最も美しい村」連合を立ち上げました。同年、「美瑛カレーうどん」を新・ご当地グルメ第1号としてデビューさせました。そして昨年、有楽町に「丘のまち美瑛」アンテナショップを立ち上げました。
このような取り組みは、
- 美瑛の美しい丘の景観とともに、美瑛の農作物や農産加工品をブランド化し、若者が美瑛で農業を行うことに生き甲斐と誇りを感じてもらえるようにする。
- 更にブランド化に伴い、美瑛で農業を行いたいという若者を集い、農家の跡取り問題を徐々に解消させていく。
- そして広がりつつある遊休農地に歯止めをかけ、美瑛の丘の美しい景観を守っていく。
美瑛には毎年100万人以上の観光客が訪れます。しかし、多くの観光客は典型的な「通過型観光」で、美しい丘の風景や青い池などをカメラに収めてはスッといなくなっていく。これでは町に経済効果は生まれません。経済効果が生まれなければ、若者たちの職はほとんど生まれず、旭川や札幌、そして内地に職を求めて出て行ってしまいます。このままでは、過疎化⇒高齢化⇒農家の跡取り問題&離農⇒遊休農地の拡大⇒丘の景観悪化(雑草地の拡大)という今までの悪循環に歯止めがかかりません。
私は美瑛の丘の風景が大好きで、この景観が将来までずっと存続して欲しいと心から願っていますので、以上のような町の取り組みには非常に共感を感じるとともに、微力ながらも応援していきたいと思っています。
そのために私は1美瑛ファンとして、美瑛に行く時は「滞在型観光」を基本として、できる限り美瑛町内に宿泊し、美瑛で食し、美瑛でお土産を買う。そして微力ながらも美瑛の良さを発信していく。これを今後とも是非続けて行きたいと思います。
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