今日は、先週に続き再び青春18切符を片手に、福島県のとある場所を目指して、朝5時半に出発しました。

 福島県浪江町。 

 ご存知の通り、東日本大震災による福島第一原子力発電所事故の影響を受けて、現在も帰還困難区域に指定されている町です。

 浪江町では震災前の2008年、町おこしの一環として「浪江焼麺太国」を建国し、町内20店舗でなみえ焼きそばの提供を始めました。

 ところが2011年3月、東日本大震災による福島第一原発事故の影響で避難指示区域に指定されたため、浪江町は二本松市に仮役場を設置し、多くの住民が同市や周辺地域に避難することになってしまいました。
 
 「浪江焼麺太国」のメンバーもバラバラになってしまいましたが、その中で「杉乃家」さんが、避難先の二本松市に仮店舗で営業を再開することになりました。

 現在、その仮店舗があるのが、二本松駅前にある「二本松市市民交流センター」です。
二本松市市民交流センター

 今回はここ二本松の「杉乃家」さんに伺いました。

 こちらが「なみえ焼きそば」です。
なみえ焼きそば

 見ての通り、うどんのような太い麺が特長で、もやしと豚バラ肉がたっぷり入っており、濃厚ソースで仕上げた味は、とても美味しかったです。
 さらにテーブルに置いてある七味ニンニクを振りかけると、また違った美味しさが引き出されます。

 価格も550円とリーズナブル。

 さすが昨年のB-1グランプリin豊川で優勝しただけあります。

 今年秋に開催されるB-1グランプリは郡山なので、地の利を生かして、是非2連覇達成といきたいところですね!

 
 そしてつい先日、日本経済新聞に『避難解除「17年3月」 福島県浪江町の住民ら、復興計画を想定』という記事が記載されました。

 いつか浪江町に帰った杉乃家さんで、美味しい「なみえ焼きそば」を戴いたいですね。