丘の旅人

『美瑛の丘をめぐる旅』 を中心に、北海道の旅行記や街めぐり&ドライブ日記を綴っています。
※リンクフリーです。
※当ブログに掲載している写真や記事の無断引用は、固くお断りしております。

東北

青春18きっぷで行く五能線「リゾートしらかみ」の旅

 今回の目的は、青春18きっぷで行く五能線「リゾートしらかみ」の旅。

 初日は、青春18きっぷで湯沢まで一気に北上します。

 東京⇒宇都宮⇒黒磯⇒新白河⇒郡山⇒福島⇒米沢と乗り継ぎ、山形へ。

 乗り換え待ち時間を利用して、山形牛ステーキ&焼肉「かかし」さんで、山形牛カルビ丼。
IMG_6605@

 その後は、新庄で乗り換えて、今宵の宿泊地の湯沢へ。

 今宵の宿泊先は、湯沢グランドホテル。
IMG_6606@

 新潟県の越後湯沢にも同じ名前のホテルがあり、良く間違えて予約してしまうことがあるらしいので、皆さん注意しましょう(笑)

 夕食は、長寿軒さんでラーメン🍜
IMG_6607@

 ここのメニューは、ラーメン(550円)と大盛(700円)だけというラーメン勝負のお店(裏メニューでチャーシューメンがあるらしいですが...)。

 私が頼んだのはラーメン(550円)ですが、こぼれんばかりの熱々のスープが入った器を、手持ちでお店の方が持ってきてくれました。

 秋田県南ご当地ラーメン「油田系ラーメン」を初めて頂きましたが、たっぷり入ったラードは全然くどくなく、とても美味しかったです。

 しかし、食後汗がなかなか止まりませんでした💦

 寒い地域では、ラードでコーティングした湯気立ちのない熱々ラーメンを良く見かけますね。


 2日目は、湯沢を出発して「リゾートしらかみ」の出発駅である秋田へ。

 駅弁を購入して、五能線「リゾートしらかみ」の旅に出ます。
P8240006@

 「リゾートしらかみ」は、秋田〜弘前を約5時間かけて走るリゾート列車。

 電化区間の奥羽本線は電車、非電化区間の五能線はディーゼルとして走るハイブリッド車です。

 今回の車両は青池編成。

 全車指定席で価格は520円です。

 普通車指定席で五能線の海側はA席です。

 さっそく秋田駅を出発。

 奥羽本線から五能線に入る東能代駅で進行方向が変わるため、乗客自らが座席を回転させる必要があります。

 能代は、能代工業高校で有名なバスケの街。

 能代駅の停車中にバスケのシュート体験ができますよ。
P8240016

 駅弁は、花善さんの「比内地鶏の鶏めし」
IMG_6621@
IMG_6623

 旨い(๑´ڡ`๑)

 さすがJR東日本の東日本駅弁総選挙で「駅弁大将軍」を受賞した駅弁。

 「マツコの知らない世界」で三大鶏めしとして紹介された逸品でもあります。

 八森岩館海岸
P8240033@

 ここは青森県との県境に位置する秋田県立自然公園指定の景勝地であり、車内アナウンスが入り、速度を落として走行してくれます。

 その後も絶景が続きます。
P8240067@
P8240072@

 行合崎海岸
P8240085@
P8240107@
P8240113@

 ここは五能線を代表する絶景ポイントでもあり、車内アナウンスが入って速度を落として走行してくれました。

 その後も絶景が続きます。
P8240136@

 千畳敷駅では、停車時間の15分を利用して、千畳敷を散策することができます。
P8240157@
P8240170@

 この千畳敷は、西津軽地震(1793年)で海底が隆起したことにより形成されたそうです。

 出発の3分前に汽笛が鳴り、集合のお知らせをしてくれます。
P8240177@

 そして、今日の宿泊地である鰺ケ沢駅に到着。
IMG_6632@

 さっそく海に出ると、カモメが迎えてくれました。
P8240197@
P8240202

 そして、丘の上に立つ今宵の宿泊先に向かいます。
P8240207@

 ホテルに到着し、化石海水という塩分たっぷりの温泉を満喫した後、夕食までの間に食前酒。
IMG_6637@

 甘酸っぱい初恋のような味でした(笑)


 最終日は、昨日とは逆ルート、鰺ケ沢から秋田に向かって「リゾートしらかみ」での旅。
P8250245@

 今日はくまげら編成です。

 千畳敷では昨日と同様に、15分間の停車。
P8250232@
P8250242@

 短時間ですが、多くの乗客が散策を楽しんでいました。
P8250239@

 そして、昨日と同様に絶景の車窓を満喫しながら秋田へ。
P8250271@
P8250278@
P8250309@
P8250352@

 昼食は、秋田比内地鶏やさんで「比内地鶏の究極親子丼」
IMG_6652@

 ふわトロ卵と濃厚な旨味の比内地鶏が織りなす、究極の美味しさでした(๑´ڡ`๑)

 その後は、秋田新幹線「こまち」で一路帰路につきました。


 今回の車窓からの撮影で重要な役割を果たしてくれたのがコレ。
IMG_6608

 Ultimate Lens Hood(ULH)という製品で、下の写真のようにレンズにはめて使用します。
IMG_6629

 そうすることで、レンズと窓ガラスの間の光が遮られ、窓ガラスの反射を気にすることなく撮影することができます。


 帰りの新幹線の中で車窓から虹が見えましたが、突然の出来事に網棚に置いたバックからカメラを取り出してこれを装着する余裕がある訳もなく、手元にあったiPhoneで撮影。

 案の定、窓ガラスに車内の蛍光灯が写り込んでしまうという、みっともない写真になってしまいました(^-^;)
IMG_6662



みちのくひとり旅

 今回の旅は、カメラを持たずして青春18きっぷを片手に、ひとり東北へ。

 昨日は、列車に揺られること11時間、北上まで行き宿泊。

 そして今日は、北上を起点に三陸をまわり、仙台を目指します。

 まずは釜石線に乗るために、花巻へ。

 ここは、昨夜メジャーデビューを果たした菊池雄星選手、そして昨年メジャーデビューして二刀流で大活躍した大谷翔平選手の母校「花巻東高校」がある街です。

 花巻から快速はまゆり1号に乗って釜石を目指すところでしたが、強風により釜石線の遠野~釜石間が運転見合わせに。

 駅員さんに釜石までどうしたら行けるかと確認すると、代行バスについては遠野まで行って駅員さんに確認してくれということでしたので、はまゆり1号に乗って遠野へ。
IMG_5725

 この先どうなることかと思いましたが、車内放送で遠野~釜石間を代行バスが運転することになったとのアナウンスを流れ、ホッと一息。

 そして無事、釜石に到着。

 乗り換え時間があったので、新華園本店さんで釜石ラーメン。
IMG_5732

 昼食後は、三鉄の愛称で知られる三陸鉄道リアス線に乗ります。
IMG_5739

 あれから8年経ち、明日、全面開通します。
IMG_5737

 なので、今日は三鉄完全復興前の最終日ですね。

 吉浜湾
IMG_5752

 恋し浜
IMG_5770
IMG_5772

 そして終点の盛(大船渡)へ。

 盛からは、大船渡線BRTに乗り、気仙沼を目指します。

 BRTとは「バス高速輸送システム」のことで、大船渡線と気仙沼線は震災の後、迅速な復旧を目指して、線路を敷くのではなく、バス専用道路を整備するという選択を行い、現在に至っています。
IMG_5840

 盛を出てしばらくは、バス専用道路を走っていましたが、やがて一般道へ。

 陸前高田市に入ると、かさ上げ盛土工事が至る所で行われていました。
IMG_5799

 まだまだ復興道半ばですね。

 そして、テレビで何度も見たあの地へ。

 遺されたのは、伝えるため...

 奇跡の一本松
IMG_5826
IMG_5830

 奥に見えるのは、陸前高田ユースホステル。

 この陸前高田ユースホステルがあったおかげで、奇跡の一本松は津波から生き残ることができたとも言われています。

 そのような理由で、陸前高田ユースホステルは、奇跡の一本松と合わせて、震災遺構として遺されているらしいです。

 気仙中学校
IMG_5832
IMG_5834

 鉄筋コンクリート3階建の校舎は、津波で完全に水没。

 本来なら避難所としてあるべき学校を離れ、より高台へと避難するということが生き残る唯一の術である、そのことを伝えるために、この校舎は遺されているとのことです。

 このようなことは、決して忘れることなく、後世に伝えていかなくてはならないことですね。

 そして気仙沼に到着。
IMG_5837

 ここからは、気仙沼線BRTで前谷地へ。

 大船渡線・気仙沼線BRTはJR東日本なので、もちろん青春18きっぷで乗ることができます。

 青春18きっぷの旅ですが、今日はバスに乗っている時間が圧倒的に長かったです(^-^;)

 そして、夜7時頃に仙台に到着。

 当初は仙台名物牛タンを食す予定でしたが、三陸の状況を目の当たりにし、どうしても三陸を応援したくなったため、すし職人銀次郎さんへ。
IMG_5844
IMG_5845

 三陸を中心とした石巻直送の新鮮な旬魚を美味しく戴きました。

 

なみえ焼きそば

 今日は、先週に続き再び青春18切符を片手に、福島県のとある場所を目指して、朝5時半に出発しました。

 福島県浪江町。 

 ご存知の通り、東日本大震災による福島第一原子力発電所事故の影響を受けて、現在も帰還困難区域に指定されている町です。

 浪江町では震災前の2008年、町おこしの一環として「浪江焼麺太国」を建国し、町内20店舗でなみえ焼きそばの提供を始めました。

 ところが2011年3月、東日本大震災による福島第一原発事故の影響で避難指示区域に指定されたため、浪江町は二本松市に仮役場を設置し、多くの住民が同市や周辺地域に避難することになってしまいました。
 
 「浪江焼麺太国」のメンバーもバラバラになってしまいましたが、その中で「杉乃家」さんが、避難先の二本松市に仮店舗で営業を再開することになりました。

 現在、その仮店舗があるのが、二本松駅前にある「二本松市市民交流センター」です。
二本松市市民交流センター

 今回はここ二本松の「杉乃家」さんに伺いました。

 こちらが「なみえ焼きそば」です。
なみえ焼きそば

 見ての通り、うどんのような太い麺が特長で、もやしと豚バラ肉がたっぷり入っており、濃厚ソースで仕上げた味は、とても美味しかったです。
 さらにテーブルに置いてある七味ニンニクを振りかけると、また違った美味しさが引き出されます。

 価格も550円とリーズナブル。

 さすが昨年のB-1グランプリin豊川で優勝しただけあります。

 今年秋に開催されるB-1グランプリは郡山なので、地の利を生かして、是非2連覇達成といきたいところですね!

 
 そしてつい先日、日本経済新聞に『避難解除「17年3月」 福島県浪江町の住民ら、復興計画を想定』という記事が記載されました。

 いつか浪江町に帰った杉乃家さんで、美味しい「なみえ焼きそば」を戴いたいですね。
 
プロフィール

丘の旅人

『美瑛の丘をめぐる旅』 を中心に、北海道の旅行記や街めぐり&ドライブ日記を綴っています。


QRコード
QRコード
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード

北海道旅行 ブログランキングへ