Instagramで「#biei」や「#美瑛」で検索される画像の中には、悲しいことに畑への侵入を自慢するかの如く投稿している例が多数見受けられます。

 30分程度Instagramを探索しただけで、非常に多くの畑侵入行為と思われる写真が見つかりましたが、足元まで確認できないものもありましたので、畑侵入と断言できる例をピックアップしました。

 以下に挙げた写真に載っている畑侵入行為は、全て美瑛町の撮影ルールに違反するとともに、軽犯罪法第1条32号「入ることを禁じた場所又は他人の田畑に正当な理由がなくて入つた者」に該当する、ルール違反/犯罪行為です。

 また、以下の画像は全てInstagramからのリンクですので、クリックするとInstagramに飛びます。

 このように、美瑛ルール違反/軽犯罪法違反に該当する畑侵入行為を世界中に晒されたくなければ、即刻Instagramから投稿を削除してください。そうすれば、自動的に当ブログからもリンク画像が消去されます。

 同時に、今後二度と畑に無断侵入しないことを約束してください!


① マイルドセブンの丘の小麦畑に入り込み、小麦をむしり取ってポーズする男

② マイルドセブンの丘の小麦畑に入り込んでいる男
 リンク先のInstagramに8枚ほど写真が掲載されていますが、6~8枚目に畑に入っているこの男の姿が写っています。(恐らく5枚目も畑の中)
 どうやら、バンコクの写真家のようですね。 FacebookにもInstagramに投稿された畑侵入の写真がアップされています。
 
③ マイルドセブンの丘の小麦畑に入り込み、手をつないでいるカップル

④ マイルドセブンの丘の農地内に入り込んで撮影しているカメラマンと女性

⑤ 親子の木が見える小麦畑に入り込んでいる男

⑥ 小麦畑に入り込んでいるカップル

⑦ 農地に入り込んでいる男

⑧ 小麦を踏みつけて写真を撮っている男

⑨ 小麦畑に入り込んでポーズをとる男

⑩ 小麦畑に入り込んでポーズをとる女

⑪ 小麦畑に入り込んで写真を撮ってもらっている女

⑫ 小麦畑に入り込んでいる女たち



⑬ 小麦畑に入り込んでいる家族?たち

⑭ 赤い屋根の家がある畑に自転車ごと入り込んでいるカップル
 この写真はどうやら、ウェディングフォトの投稿のようですね。
 残念ながら、美瑛にはウェディングフォトを撮影する連中が季節を問わず多く集まり、悲しいことにこのように畑の中にカップルを入れて撮影するのが恒例行事のようになってしまっています。


 ここ数年、外国人観光客の急増に伴い、外国人による畑進入者が急激に増えてきています。

 そして、このように自国に戻ってSNSで投稿し、多数の「いいね!」をもらうようなインスタ映え?する写真(私からすれば反吐が出るほどの下品で醜い写真ですが)が蔓延すれば、同じような写真が撮りたいという観光客が繰り返し多数押し寄せてくることは火を見るよりも明らかでしょう。

 今回、このようなブログを記載したのは、そのような悪循環に微力ながらも歯止めをかけたいという思いからです。

 畑侵入行為は、日本では上述のとおり「軽犯罪法第1条32号」違反に該当します。

 日本全国で1年間に「軽犯罪法第1条32号」違反でどれだけ送検されているかというと、平成27年(2015年)で僅か3,586件だけだそうです。

 ビブレ~セブンスターの木を往復するだけで、この時期に数十人規模の畑侵入者を注意することはザラですので、私の個人的見解としては、美瑛町における畑侵入行為は、夏のピーク時では1日数千件規模くらい発生していると思っています。

 よって、美瑛町で夏のピーク1日に発生していると思われる「軽犯罪法第1条32号」違反の件数程度しか、年間を通じて日本全国で取締りが行われていないことになります。

 軽犯罪法違反とは言え、警察が1件の取締り(検挙~書類送検)を行うだけでも数時間を要する作業になると思われますので、損害賠償請求が発生する程度の被害が見込まれない限り、警察としても動けない(せめて注意しに行く程度)というのが、残念ながら今の彼らの能力の限界だと思われます。
 (旭川東警察署さん、こんなこと言われて悔しいなら、夏季期間だけでも美瑛交番の人員を大幅に増強して、ぜひ見返してください!)

 それを知っている日本人カメラマンたちは確信犯として密かに畑侵入行為を繰り返し、無知なアジア系外国人たちは、畑に侵入しては自慢げにSNSに投稿する、それが今の美瑛町の現状です。

 そして、今年11月には旭川空港の拡張工事(国際線ターミナルビルの増築)が完了し、さらに国際線が増便されるはずですので、来年からはもっと多くの外国人観光客が美瑛町に押し寄せることになるでしょう。

 今のまま放置していては、来年の美瑛の小麦畑や馬鈴薯畑は、より多くの外国人観光客に踏み荒らされてしまうことが危惧されます。

 警察の取締りが期待できない以上、更なる対策が必要となる訳ですが...

 美瑛町では今年、美瑛ルールを制定しました。

 このようなルールを作り、広く広めていくことは私も大賛成です。

 美瑛町では「美瑛の撮影マナー」という冊子を作成し、日本語、英語、中国語(簡体)、中国語(繁体)、韓国語の5か国語で美瑛ルールが掲載されています。
Biei-Rule

 さらに、「Do's & Don'ts in Biei」という20ページ以上にもおよぶ外国人向けの冊子を作成し、美瑛ルールのみならず日本におけるマナーや交通ルール、交通事故や病気にかかった際の対応方法などを記載しています。

 しかし、これら冊子を街中の飲食店で見かけることは残念ながらほとんどありません。

 私がこれら冊子を見かけたのは、四季の情報館、ビエール、フォテージイン美瑛さん、旭川ラーメン美瑛店さん、+αくらいで、道の駅ですら見かけることはありませんでした。

 理由は良く分かりませんが、これら冊子を観光入込客数分(おおよそ200万人/年?)用意するコストなんて、はなっから予算を確保できる訳がなく、細々とやるしかないからなのではないでしょうか?

 美瑛ルールをこのような冊子やSNS(Facebook広告やTwitter広告)を利用して、アジア30億人に広く知らせようとしたら、どれだけ少なく見積もっても年間数億円以上の広告宣伝費が必要となります。

 ふるさと納税もそろそろ頭打ち状態で、美瑛町でせいぜい年間1億円がやっと。

 残念ながら、美瑛町単独で美瑛ルールをアジア30億人に広めることは到底不可能な話であると私は考えています。

 では、どうすれば広められることができるでしょうか?

 観光・旅行業界が率先してこの問題を発信してくれるようになれば、それに越したことはありませんが、日本ならまだしも、海外(アジア系)の観光・旅行業界が、何の対価もなくしてそのようなことに協力してくれるでしょうか?

 観光・旅行業界に直接かかわったことはありませんのであくまで想像とはなってしまいますが、最も重要なのは自分たちのお客様が喜んでリピートしてもらえるような旅行パッケージを提供することであったり、雑誌を購入したりWebサイトにアクセスしてくれたりする方々が興味を持ってくれる記事を提供することだと思われますので、他国の社会問題を自社の雑誌やWebサイトの記事として取り上げてもらうには、よほどこの問題に対して造詣の深いライターや編集長が現れない限り、日本でも難しいのではないでしょうか?

 せめて、北海道〇〇(例:北海道じゃらん、北海道Likers等)というような北海道発の雑誌やWebサイトには、率先してこの問題を取り上げて欲しいと心から願っておりますが..
(ちなみに、北海道ファンマガジンさんは「美瑛の丘の楽しみ方」という記事の中で畑侵入禁止を訴えています)

 私は昨年より『美瑛町畑侵入禁止条例』の制定を訴えさせて頂いており、美瑛町にもご意見箱等を通じて提案しておりますが、どうやら現在の美瑛町では罰金を伴う条例の制定は考えていないようです。

 私がなぜ、罰金を伴い条例を提案しているかというと、このようなインパクトのある条例制定は、多くのメディアがニュースとして取り上げてくれて、多額の広告宣伝費を掛けなくても世界中に広く知らしめることができるからです。

 また、『美瑛町畑侵入禁止条例』の制定は、決して観光客に対する排他的政策ではなく、観光客のマナー向上を図って農業と観光の両立を目指すという町の強い意思表示であり、真の意味での「農業と観光の両立」が実現できれば、美瑛ブランドの価値をより一層高めることができると思います。
(今は観光客に対する農家さんの疲弊と忍耐の中、辛うじて両立しているように見えるだけといった状態ではないでしょうか)

 昨年、ホノルルで「歩きスマホ禁止条例」、正式名称は Distracted Walking Law(注意散漫歩行条例)という罰金を伴う条例が制定されましたが、世界中の多くの方々がこのニュースを耳にし、記憶されていることと思います。

 世界で類のない条例制定は、それだけのインパクトがあります。

 実はこのホノルルの条例、発案は地元の高校生グループだったそうです。

 ホノルル市長の本音は、「本当はこんな条例なんて作らなくても常識でわかってほしい」ということで当初は反対していたらしいですが、それだけ常識が通用しない世の中になってしまったということでしょうね。

 「畑に無断で入ってはならない」という日本人にとってはごく当たり前な常識も、国際化した美瑛町ではその常識が通用しなくなってしまった現在、本当に必要な対策は何なのでしょうか?



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