今日は、Twitterのフォロワーさんに教えて頂いた「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」を利用した、千葉一周一筆書き130円の旅に行ってきました。

 一般的には「大回り乗車」って呼ばれているみたいですね。

 これは、『旅客営業規則第157条第2項』に記載される以下の内容にてJRが正式に認めているものです。

 大都市近郊区間内相互発着の普通乗車券及び普通回数乗車券(併用となるものを含む。)を所持する旅客は、その区間内においては、その乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、同区間内の他の経路を選択して乗車することができる。 

 つまり、上記リンク先の文書に記載の通り、当日中であれば、大都市近郊区間では実際に乗車した経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算した運賃になるということです。但し、途中下車や経路の重複、出発地と到着地の重複などは対象外です。

 参考までに、別に特急料金を支払えば、乗車券はそのままで特急にも乗れるそうです(但し、新幹線はダメのようです)。

 日本経済新聞でも「初乗り130円でどこまで行ける? JR首都圏一筆書きの旅」という記事が以前書かれています。

 ということで、今回は以下の青字の経路のとおり、東船橋発・津田沼行きの千葉一周一筆書きの旅に行ってきました。

千葉一周
 
 道中、一番不便に感じたことは、この路線は北部の都市圏を除くと、改札口を出ないて食べ物を買えるお店が見当たらなかったということです。

 以前(15年以上前)、仕事の関係で長期間通ってた安房鴨川には駅弁があるという記憶が鮮明にあったので、昼食は鴨川で駅弁と思って駅に降りたところ、ホームはひっそりとして自動販売機しかありませんでした(>_<)。改札を出たところには売店があるのですが、この企画では改札を出ることは許されませんので、買いに行くことはできません(T_T)。よって昼食はあきらめ、自動販売機の粒入りコーンスープを3杯も飲んで空腹を癒しました(^_^;)。

 ということで、約9時間316.8kmの工程で千葉一周一筆書き130円の旅を敢行することができましたが、最後に改札口を出る際、いつもの通り自動改札口を通ろうとして切符を入れたところ「係員のいる改札にお回りください」って止められたときは少し冷や汗が出ました(^_^;)。有人改札口に行き、駅員に切符を渡すと「申し訳ございませんでした。そのままお通りください」とすんなり通してもらえましたが...。
どうやら自動改札口は切符の購入時間や出発地の改札時間と現在時刻をチェックしているみたいですね(^_^;)

 今回の教訓としては、
  • 添付のような経路を示した路線図を予めきちんと準備してから乗車すること(乗務員や駅員への説明用として)
  • 都市圏以外で食事を予定する場合は、予め駅弁の販売やキオスクの有無を確認しておくこと
  • 到着地では自動改札口ではなく有人改札口を利用すること
 というような点ですかね。

 まあ、130円でゆったりと房総半島の車窓を眺めながら過ごせたのでそれなりに楽しめましたが、いい風景や美味しそうな飲食店が近くに見えても改札口を出れないという別の欲求不満が溜まったのも事実です(^_^;)。

 最後に今回の経路で通った駅の中で、難しい駅名を8つ挙げます。いくつ分かりますでしょうか?
  • 木下(成田線) 「きのした」ではありませんよ
  • 下総松崎(成田線) 「〇〇まつざき」ではありませんよ
  • 酒々井(成田線)
  • 八街(総武本線)
  • 求名(東金線)
  • 東浪見(外房線)
  • 上総興津(外房線)
  • 行川アイランド(外房線)