今日の北海道は大雪だったようですね。美瑛の20時現在の積雪は60cm。これは12月18日の過去平均値である30cmの2倍の積雪量です。

 美瑛では先月18日の初降雪・初積雪以降、昨日までの30日間、積雪が継続しましたので、今年は11月18日が根雪初日として確定しました。また、今年は「寒候期が来て初めて降雪量1cm以上を記録した日」と「根雪初日」が同じ日となり、これは1983年の降雪量測定開始以降、過去2007年に一度あったのみなので、今年で2回目となります。

 そこで今回は、美瑛の雪に関する気象データをより詳細に分析してみたいと思います。

 先日の『美瑛の初降雪と根雪』で記載した内容を再度整理すると、1983年10月11日の降雪・積雪量観測開始から昨日までの気象データより、平均降雪期(降雪1cm以上の初日~終日)平均根雪(長期積雪)は以下のようになります。

根雪
(長期積雪)
初日 11月26日 134日間
終日 4月8日
降雪期
(降雪1cm以上)
初日 11月6日 158日間
終日 4月12日

 今回はこの降雪期に、雪がどれだけの量降るか(降雪量)とどれだけ積もるか(積雪量)について調査・分析してみました。また、雪が降る頻度を見るために雪日数についても分析してみました。

 以下がその月別平均値です(但し、積雪量は各月最大値の平均となります)。

降雪量
(cm)
積雪量
(cm)
雪日数 大雪
日数
1月 174.8 59.0 29.2 5.2
2月 147.0 71.5 26.4 3.7
3月 138.1 66.4 27.2 3.5
4月 30.9 33.9 7.8 0.5
5月 - - - -
6月 - - - -
7月 - - - -
8月 - - - -
9月 - - - -
10月 4.1 1.5 0.6 0.1
11月 83.8 14.2 11.1 3.1
12月 184.7 39.8 26.6 6.4

 ここで用語の定義についての説明を少し。

 「雪日数」とは、1cm以上の降雪があった日数を表します。美瑛では冬季にあたる12月~3月は、ほとんどの日で1cm以上の降雪があったということがわかります。

 次に「大雪日数」ですが、 10cm以上の降雪があった日数を表す語句として当ブログで勝手に付けた名前です。よって気象用語ではこのような語句はありませんが、かなり大量の降雪があった日数を表現するために、あえてこのように呼ぶようにしました。
 大雪日、つまり10cm以上の降雪があった日数は、12月が最も多く、次に1月という順で、2月・3月は大雪となる頻度がかなり少なくなってきます。

 前回まで見てきた日照率や晴れ日数のデータも合わせて分析すると、1年のうち12月が最も降雪量や大雪または曇天となる日が多く、晴れ間が見える日が非常に少ないということがわかります。
 この状態は年を越して1月上旬まで続きますが、以降徐々に解消されていき、2月に入ると依然ほとんどの日で雪は舞いますが、大雪や曇天となる日は減って晴れる日が増えていくという傾向になることが分かります。

 ダイヤモンドダストやサンピラーは、美瑛では12月~3月にかけて見ることができますが、以上の分析結果より、晴れて日が差す寒い朝というダイヤモンドダスト発生の気象条件は、2月をピークに、1月下旬~3月上旬に頻発する確率が高いと言えるかもしれませんね。

 本日の最後は、美瑛の雪に関する気象レコードを紹介します。

 ★1日のうち最大降雪量を記録したのは、2000年4月11日51cm
 ★過去最深積雪量を記録したのは、1999年3月3日125cm

 次回は、大雪になる確率の高い日について分析してみたいと思います。
(予め告知しておきますが、今週が1年のうち一番大雪になる確率の高い日が多い週です。)

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